生成AIによる画像・動画制作が一般化し、アダルト市場でも「AI生成作品」の比率が急速に増えている。プラットフォーム側のガイドラインも2026年に入り相次いで更新された。
FANZAのスタンス
FANZAは「実写ベースの作品」を主軸とする方針を維持。AI生成のみで構成された動画作品の受け入れには慎重で、現状は実写素材の補助的な使用(修正・補完)に限定的に許容する形だ。
これは「ブランドの一貫性」と「権利侵害リスクの予防」の両方が背景。実在女優をAI学習素材として使った疑いの作品は厳しく排除する方針。
DLsiteのスタンス
DLsiteは同人プラットフォームの性質上、AI生成作品の受け入れにより前向き。CG集・漫画作品でのAI生成は許容するが、「AI生成」タグの明示が必須。利用者が購入前に判別できる仕組みが整っている。
音声作品(ボイスドラマ、ASMR)については「実在声優のAI模倣」を明確に禁止。学習素材として声優の許諾が必要というガイドラインも示されている。
消費者の視点
- AI生成タグ:DLsiteでは明示されるので事前判別可能
- クオリティ:プロのAIアーティストの作品は商業作品と区別困難な領域に
- 価格:AI生成作品は実写・手描き作品より安価傾向(半額以下も)
- 権利問題:実在人物を想起させる作品は両プラットフォームで排除対象
業界としての課題
AI生成の「合法だがグレー」な部分(既存作品の二次的学習、声質模倣、画風コピー等)が今後の論点。米国・EUでもAI著作権論争が進行中で、2026年内に何らかの判例が出る可能性。
まとめ
FANZAは実写主義、DLsiteはAI併用容認+タグ明示、というのが2026年6月時点のスタンス。消費者・クリエイター双方にとって、購入・販売前のガイドライン確認が必須のフェーズだ。



